先日のニュースで報道されていました。
どうやら、日本政府は「コメ」をはじめとする
「重要5分野」の関税を死守するため、
皮革をはじめ、酒類など他の品目の撤廃に応じることで
TPP交渉を円滑に前進させたいらしいですね。
たしかに、輸入の皮革製品には最大60%程度、
酒類ではワインや蒸留酒などに
最大30%程度の関税がそれぞれかかっているので、
関係者であれば話の成り行きが気になるところでしょう。
日本国内の皮革産業の大半は零細業者だったために、
日本政府はこれまで高関税にする事で、
海外の皮革製品から保護してきました背景があります。
しかし、皮革加工品を多く輸出する米国としては、
この日本政府の長年にわたる保護政策を
「海外(米国)からの輸入を実質的に制限している過保護」として、
TPPという名のもとに日本に市場開放を求めてきています。
関税を撤廃すればTPP加盟国内で製造された
高級皮革ブランド品の価格は下がるかもしれませんが、
それらの影響により、私たちの懐に入ってくる収入も
かなり不安定な変化をたどると予想できますので、
手放しで喜べる話ではないかもしれませんね。。
ちなみに、もし、皮革製品の関税が廃止されたとしても、
日本政府は国内の皮革業界への支援策を検討しているようです。
今年は中国バブルの影響もあり、世界的に皮革製品が高騰している
・・というニュースもあったり、
皮革業界が慌ただしい状態になっていますね。
これらを良い方向へ持っていくために、
私たちがいったい何をしていけば良いのか、
まだよく解りませんが、
やっぱり毎日を楽しく生きて、
レザークラフトに没頭しているのが理想ですね。。^^♪